神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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自ら舞台に立つ傍ら、アマチュア合唱団の指導を行う声楽家 三廻部浩子(みくるべ ひろこ)さん 杉久保北在住 51歳

公開:2012年4月20日

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歌は自分表現

 ○…オペラ歌手として日本国内はもとより、イタリア各地での演奏会、オーケストラとの共演など世界をまたに駆け活躍する傍ら、ライフワークとしてアマチュア合唱団の指導も行う。4月22日(日)には震災復興支援のチャリティーコンサートを開催し、自身が指導する合唱団「コーロミスト」とともにステージに立つ。「現地でボランティアは出来ない。だったら歌や演奏で力になればと皆で考え、収益の全てを寄付することにしました」

 ○…幼いころから歌が好きで中学時代には音楽家になる夢をもち、高校の合唱部顧問との出逢いが後の人生を決めることになった。「いろいろな舞台鑑賞に連れて行ってくれた。3大テノールなど華々しい舞台を体験でき、演じながら歌うことの魅力に引き込まれました」。卒業後洗足学園音楽大学に進学。オペラや日本歌曲をはじめ、音声学、西洋音楽史を学び、学生による自主公演を行うなど音楽付けの毎日を送っていた。「ピアノは4歳から続けているけれどやっぱり歌だった」。夢を実現した自信に満ちた表情が輝いて見えた。

 ○…大学卒業後、小さいながらもリサイタルを開き、さまざまなコンサートにも参加し経験を積んだ。アマチュア指導もこの頃から。30代で結婚。子育てと両立しながら音楽活動を続けた。「家族の理解があったからこそ、自分を表現できるものを持ち続けられた」と感謝を忘れない。「声が整わなくなり、自分のふがいなさに打ちのめされた時『ありのままでいい』とイタリアの先生に声を掛けてもらったんです」。高ぶる感情が抑えきれず涙が頬を伝った。

 ○…「これからは日本歌曲も大事に歌っていきたい。若いときは気づかなかったが日本の良さを多くの人に伝えていきたいですね。音楽の力がどれほどなのか分からないけれど、これまで通り、やりたいことはとにかくやってみる。何とかなるってね」
 

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