海老名市柏ヶ谷の自営業・松田永基さん(39)がこのほど、相模原ゴルフクラブ東コース(7266ヤード・パー72)で開かれた「神奈川県アマチュアゴルフ選手権大会2012」の30歳以上の部で初優勝した。
松田さんは6月の県内大会で10位だったため、予選を免除され、決勝から出場した。2日間で競われた大会には県内の地区予選を突破した151人がエントリーしていた。
師と仰ぐ先輩がプロに転身したことから「アマでは自分が一番を獲らなくてはいけない」と意気込んで臨んだという初日、攻めのゴルフに徹した。パー4の9番では残り245ヤード地点からの第2打がピン横に止まりイーグル奪取のチャンス。10mのパットを沈めて「勢いに乗った」。終わってみれば出場選手中唯一のアンダーパーにまとめ、2位に4打差をつけ単独首位に立った。
2日目も安定したゴルフを展開。1オーバーの73でラウンドし、2日間通じてイーブンで2位に5打差をつけて同部門では初の優勝を果たした。
松田さんは「このコースとは相性がとても良いんですよ。ショットはいつも通りだったけれど、パットがさえてました」と話している。
実質的には3度目の県制覇
同選手権は昨年から年齢ごとに6つの部門に分けられ行われている。松田さんは全ての年代が一緒に競っていた2006年、08年の大会を制しているため、実質的には4年ぶり3度目の優勝となる。
県内屈指の実力を持つ松田さんがゴルフを始めたのは高校生の時だった。小中学生時代に野球に熱中した少年は、進学した向上高校でも必然のように野球部に入部。しかし1年生のときに肩を故障し、甲子園を目指す道を諦め、ゴルフ部の門を叩いた。
ゴルフクラブを握った経験はあったものの、本格的に取り組んだのはこの時が初。しかし1年時から全国大会に出場するなど、その実力は当時から抜きん出ていた。
神奈川大学に進学しゴルフ部に所属。卒業後、父親が営むスクラップ会社に籍を置き、多忙を極める生活から23歳のとき、クラブを置いた。
プロツアーにも参戦し予選突破も
5年後、「仕事の付き合い」で、再びクラブを手にすると「火が付いた」。30歳のときから本格的に競技ゴルフへ参戦し始めた。「あの頃は毎日、練習に行っていました」。部屋には数々の賞状やトロフィーが並んでいる。
05年には日本ミッドアマチュア選手権で7位に入賞。09年にはプロツアーの1つ三井住友VISA太平洋マスターズにも出場し、予選を突破した経験を持つ。当時、同大会の予選をアマチュアが突破したのは23年ぶりだったため、話題となった。
現在は週2回の練習に、息子が所属する少年野球のコーチとして体を維持している。今後は「”日本”と名の付くタイトルを獲りたいです」と話している。
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