市の地域防災計画で広域避難場所に指定されている東柏ヶ谷近隣公園で防災機能強化工事が進められている。これまでに災害時に煮炊きができる調理台になるベンチなどが市内では初めて整備された。市では今後、運動公園や大谷近隣公園、北部公園でも同様の整備を進める予定だという。
市内には広域避難場所が19カ所設定されているが、同公園が市内初の防災公園として再整備された背景には地域特性がある。
柏ヶ谷、東柏ヶ谷地区は市内で人口密集度の最も高いエリアで、市の統計資料によると両地区内の世帯数は9226世帯(10月1日時点)となっている。さらに木造住宅が多いことから市は昨年の東日本大震災以降、同公園を同地区の防災拠点に位置付けた。
8月上旬から始まった工事では、座板を取り外すだけでかまどになり、災害時に調理台として活用することができる「かまどベンチ」が6台設置された。
さらに下水管が塞がってしまった場合の「防災トイレ」を設置するための工事を実施。災害が発生し下水管が破損した場合でも、地下に埋設されたタンクに汚物を貯める仕組みで、復旧後には下水道に流すことができるため、汲み取りの必要がなく、衛生的な環境を保つことができる。
また現在、園内に設置されているコンテナ式の防災備蓄倉庫は、来春までに鉄筋コンクリート造の平屋に建てなおす予定だという。
同公園は市内初の防災拠点として整備が進められているが、市では今後、運動公園、大谷近隣公園、北部公園の3カ所でも同様の設備を整備していく計画だという。
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