復興祈歌、27日に披露 「震災の事実を忘れないために」
市内に暮らす作曲家・甘利真美さんが震災からの復興を願い書き上げた合唱曲「悲しみを抱いて生きて行こう〜復興の歌〜」が1月27日(日)に文化会館で開かれる「合唱のつどい」(主催/海老名市合唱連盟)で披露される。
「できるならば1年前に戻って欲しい。しかしそれは不可能な事。悲しみは消えない。悲しみを抱いて生きていく」。東日本大震災で両親と長男、長女を亡くした宮城県石巻市に暮らす奥田江利子さんが昨年3月11日、国が主催した追悼式典で遺族代表として語った言葉だ。この言葉を掲載した新聞記事に「心を揺さぶられた」甘利さんが復興の祈りを歌に込め、合唱曲を書き上げた。
震災当時、奥田さんの長男の嫁のおなかの中には新しい命が宿っていた。その長男の忘れ形見が昨夏、無事生まれ「孫の成長が生きる希望へとつながっています」という言葉に亡くした命と生まれた命という「命の循環が将来の希望につながるはず」と感じた甘利さんは「ただ頑張ろうではなく津波の様子を詩にすることで、体験していない私たちや後世に事実を残すのが大事ではないか」と、未来への希望とともに迫り来る津波の恐怖をあえて詩に入れた。
「突然大地が揺れた 津波が来た 津波が ああ」。自然の猛威にさらされ、すべてを津波にさらわれる恐怖を思い起こさせる重々しい曲調から始まり、後半は新しい命が生まれ、明日への希望を抱いて生きていこうという前向きな明るい曲に転調する。「同じ日本人として共感して欲しい」と甘利さん。
復興の歌は甘利さんが指導する合唱グループ「イエローフラワーズ」によって歌われる。問合せは同連盟 甘利さん【電話】046・232・3194へ。
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