海老名市は22日、上今泉の障がい者就労支援施設「海老名市障害者第3デイサービスセンター」と中新田の障がい者施設「海老名市立わかば会館」のポストに現金入り封筒が投函されていたと発表した。
上今泉のセンターで封筒が見つかったのは1月21日の午前10時ごろ。封筒の中には現金20万円が収められていた。
差出人の氏名などはなかったが、漢字で「秋葉様」と宛て先が書かれ、19日の消印があったため、市ではこの封筒を郵便物扱いとし、無記名の寄付として取り扱うことを決めた。
センターでは過去にもポストから現金入りの封筒が見つかっている。2011年には8月から12月にかけ3度の投函を確認。合計72万円は持ち主不明の拾得物として扱われ、警察に届け出た。
拾得物は届出から3カ月が経過した時点で届出人の所有となる。3回とも「持ち主」は現れず、同センターでは投函された現金の使用方法を施設利用者との話し合いで、テレビや卓球台などの購入費に充てた。
池下幸江所長は今回、贈られた「善意」の活用法について「利用者と話し合う」としている。
わかば会館は拾得物の扱い
一方、わかば会館では1月12日に現金入りの封筒が見つかった。宛て先や差出人の記載が無かったため、拾得物として取り扱われ海老名警察署へ届けられた。
同館でも過去、3回の現金投函が確認されている。それぞれ持ち主不明のまま3カ月が経過したため、冷蔵庫やゲーム機器などの購入費に使われた。今回の件に関しても、同施設では3カ月が経過した場合の対応措置として「会館利用者のために利用していく方針」としている。
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>