海老名商工会議所青年部会長に就任した 中川(なかがわ)淳(じゅん)さん 国分南在住 37歳
巧みな話術と笑顔で牽引
○…飲食、建築、IT、サービスなど幅広い業種の若手経営者らで組織された海老名商工会議所青年部。異業種の仲間が集まり、互いに刺激しあう若手集団を入会8年目にして率いる。「先輩方を差し置いて会長職なんてねえ…。なぜかこうなってしまいましたよ」と照れ笑い。市民祭りやフットサル大会など継続イベントはもちろん、親子で参加できる新たな「仕掛け」も現在企画中。
○…海老名で生まれ、小学校を卒業後、本人もわからないまま静岡県内で中高6年間寮生活を送ることに。「たぶん両親が親元を離れて自立心を養わそうとしたんですかね。気が付いたら周りがお茶畑でしたよ」とまるで他人事のようにあっけらかんと笑顔で話す。「いじめもせず、いじめられもせずのホントに普通の少年時代でした」。さらに中高とバレーボール部に所属するも「卒業後は一切ボールに触れてませんね」など聞き手を引き付ける話術はピカイチ。
○…大学卒業後、就職先を模索する中でたどり着いた土地家屋調査士として忙しい毎日を送る。「実家が設計事務所だけど何となく」と照れ隠し。都内の測量事務所で修行しながら資格取得を目指し、3回目で合格。「サイン、コサインなど凄く勉強したけどもう忘れた。今は全部パソコンが計算してくれますから」とここでも自虐的に話し、会話の主導権を握る。土地の測量や設定には周辺住民への説明など充分な配慮が必要になるが、持ち前の笑顔と話術で周りを自分のペースに引き込む。「ハンコもらうために頭下げっぱなしですよ」。抜群の調整力は人も仕事も呼び寄せる。
○…「先輩方が築いてくれた組織を次の世代にいい状態で引継ぎたい」と力強く話すが、もうすぐ2歳の息子や妻との時間がないのがもっぱらの悩みの種だ。「家庭崩壊寸前と書いといてください」。最後まで話のペースを握られたままだった。
|
|
|
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>