神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

「どんぐり源さん」の愛称でどんぐり料理を広める 平賀 国雄さん 上今泉在住 84歳

公開:2013年10月25日

  • LINE
  • hatena

人生ころころ

 ○…江戸時代の発明家・平賀源内が由来の「どんぐり源さん」の愛称で、どんぐりを食用にし「森の楽校」をはじめ市内外の各種イベントで「どんぐり料理」を広めている。新しいことへの挑戦を忘れない性格からもピッタリの愛称で本人もお気に入りだ。

 ○…「人間はなぜこの世に生まれてきたんだろう。生きるってなんだろう」。驚くも幼少時代からそんな疑問を浮かべ、思い悩み、周囲の人に疑問をぶつけては相手を困らせていた。時間が経っても答えの見えない悩みを抱えた日々。解決策を得ようと宗教や政治、ときには山奥での仙人修行など、疑問に対する追求心が行動の原動力になった。1975年頃、公害が社会問題化し、大ベストセラーとなった有吉佐和子の「複合汚染」に影響を受け、「環境に役立つことがしたい」と仕事をやめ、無農薬野菜を作り始めた。しかし、行動しても行動しても頭の中にある、大きな疑問がスッキリすることはなかった。

 ○…「この出会いが私を変えた」。76歳のとき、どんぐりを研究している友人にその魅力をみせられ、関心を持つように。ミネラルも豊富で、ビタミンCはレモン以上。縄文時代には主食だったことを知ると、食品化に向け動き出した。どんぐりクッキーから、パン、麺、茶などチャレンジの日々が始まった。ふとした出会いから群馬県の製菓店とタイアップし、「どんぐりせんべい」が完成し商品化されたり、昨年には障がい者の就労支援を兼ねた「ドングリレストラン」へ携わるなど、どんぐりが新しい世界へ導いた。「80歳を過ぎてから奇跡が始まった。そう思いましたね」と興奮気味に語る。

 ○…「この歳にしてやっと悩みの答えが見えてきました」。答えに迫ると「言葉では言い表せないですが縄文時代の心を持つことですね」と続ける。夢は「どんぐり楽園村」を作ること。155cmの小柄な体だが、中身の世界は無限に広がっている。
 

<PR>

海老名・座間・綾瀬版の人物風土記最新6

吉久 治朗さん

ロマンスカーミュージアムの館長に4月1日付で就任した

吉久 治朗さん

海老名市めぐみ町在勤 58歳

4月19日

加藤 謙次さん

海老名市の給食調理施設「食の創造館」の館長を務める

加藤 謙次さん

海老名市在勤 45歳

4月12日

斉藤 武夫さん

小園地蔵堂保存会の会長を務める

斉藤 武夫さん

綾瀬市小園在住 71歳

4月5日

三橋 秀子さん

3月31日に開催する「あやせ中央公民館まつり」の実行委員を務める

三橋 秀子さん

綾瀬市寺尾中在住 74歳

3月29日

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

月刊少年エースでマンガ「理香さん、結婚してください!」を連載する

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

海老名市在住 28歳

3月22日

増茂(ますも) 邦雄さん

「ざま子育てフェスティバル」の実行委員を務める

増茂(ますも) 邦雄さん

座間市相模が丘在住 63歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

海老名・座間・綾瀬版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook