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コミバス本郷ルート 9月末に運行終了へ 利用者少なく公費負担高まり

公開:2014年3月21日

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市内を走行するコミバス〔海老名市提供〕
市内を走行するコミバス〔海老名市提供〕

 鉄道駅やバス停から離れたいわゆる「交通不便地域」の解消策として、運行している海老名市のコミュニティバス事業で、海老名駅と本郷コミュニティセンターを結ぶ「本郷ルート」の利用者が少なく公費負担率が高いため、9月末を目途に運行を終了する公算が強まった。

 同市におけるコミバス事業は2003年から試験運行が始まった。現在は本格運行へ移行している国分、上今泉への路線のほか、試験運行中の大谷・杉久保、本郷地域の交通手段確保対策として4路線を運行している。

 コミバスは民間バス事業者が採算性が見込めず、運行していない地域を走行するため、運賃収入で運行経費を賄うことは難しい。この運行委託費用などの運行経費から運賃収入などを差し引いた額が公費負担額となる。

行政の負担額は年1800万円

 市駅周辺対策課によると本郷ルートの年間運行経費は2200万円程度だという。運賃収入は11年度が約370万円、12年度は約420万円。

 公費負担額は2年間とも1800万円を超える状況で、率に換算すると11年が83・1%、12年度は81・2%と、50%を下回っている、ほかの3つのルートに比較して際立って高い数値となっていた。このため試験運行が9月末に終了する見込みとなった。

代替の措置は

 開会中の市議会3月定例会の中で内野優市長は運行終了に伴う、代替措置について言及。民間バス事業者に本郷地区を経由し海老名駅と寒川駅を結ぶ路線新設を要求し、調整を進めていることを明示した。

 市駅周辺課によると今年10月ごろから試験運行を進め、赤字分の補てんも検討するという。

 さらに高齢者や障がいがある市民を対象に、市社会福祉協議会が運行している福祉車両「ぬくもり号」でバス路線から遠い地域を補完することで、本郷地区の新たな「足」を確保したい考えを示した。

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