神奈川フィルハーモニー管弦楽団が3月19日、公益財団法人として正式認定された。活動は4月1日から。
この日午前中に大石修治専務理事が県教育委員会で認定書を受け取った。その後、定期演奏会の練習を行うかながわアートホール(保土ケ谷区)で、大石氏が認定書を手に報告。楽団員からは大きな拍手が贈られた。大石氏は「多くの県民をはじめ、県内各市町村に応援してもらった。一層の演奏技術向上を目指してほしい」と楽団員に語っていた。
神奈川フィルは、2008年の公益法人制度改革に伴い、存続には13年11月末までの新公益法人化が必須となっていた。基準を満たすため、約3億円の債務返済の取り組みとして経営改善とともに「ブルーダル基金」を11年に設立。
昨年8月には債務解消を果たし新公益法人化に目途がついた。大石氏は今後について「自立と皆様からのご支援のバランスを取りながら、感動の種まきを続けていきたい」と話していた。
市内でも5度の支援コンサート
神奈川フィル存続を巡っては海老名市内でも2012年5月から5度にわたり支援コンサートが催され、来場者に「ブルーダル基金」への協力を呼び掛けた。
「ありがとう」公演
4月10日(木)には神奈フィルの楽団員4人が市役所1階でありがとう公演を開催する。時間は正午から50分程度の予定で、観覧無料。問合せは市文化スポーツ課【電話】046・235・4797へ。
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