330年前の江戸時代、年貢に苦しむ農民の盾となり、その命を落とし「義民」と言い伝えられる大谷村の名主・鈴木三太夫の供養祭が4月20日に行われた。
この日は大谷にある御堂に120人ほどが訪れ、義民・三太夫をしのびながら焼香をあげた=写真。
三太夫は領主の町野幸重に、重い年貢徴収に対する農民の苦しさを訴え、年貢の軽減を嘆願。しかし、この声が聞き入れられなかったため幕府に直訴を企てた。計画を知った町野氏は三太夫を捕らえ、現在の中央農業高校内にあった代官所で極刑に処した。
その後、町野氏は領民を苦しめた罪で家名は断絶。村民は重い年貢の徴収から解放された。
三太夫の行動は領主に対する謀反だったため、当時の古文書などは一切残っていない。しかし、大谷地区では村民を命懸けで守った「義民」の存在を今でも語り継いでいる。
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