海老名市は、子どもを虐待またはそれ以上の深刻化を防ぐため、危険度をチェックする「リスクアセスメントシート」を新たに作成した。市内の幼稚園と保育園、小学校に配布し活用していく。
これまでは教諭の判断に委ねられていたが、同シートを作ることで対応の目安を導入し、判断基準を統一化することが目的となる。
シートには「健診、予防接種が滞りがち」など危険度が「低い」項目から「脱水症状、栄養失調による衰弱などで保護者が治療拒否している」など「最重度(緊急)」まで6段階に分かれ、チェックがついた場合の対応方法が記されている。
また「理由のわからない頻繁な転居」「食事が摂れない、電気、ガス、水道が止まっている」など保護者に対するチェック項目も同様に定められた。
ほかにも、厚木市のアパートで男児の白骨遺体が見つかった事件を受け、市内で居所不明児の所在確認について、保健福祉部、教育部、市民協働部の3部で情報共有を図り、従来から各部で行っていたフォロー内容を一覧にまとめたシートも作成。妊娠時から中学校入学までの居所確認ができるよう各機関で連携を図っていく。
市担当課では「今後も子どもたちを守る取り組みを徹底していく」と話した。
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