戦争の悲惨さや放射能の怖さを考えてもらおうと「海老名市平和映画会実行委員会」が主催する夏休み平和映画会がきょう7月18日(金)から始まり、市内各所で37年前に横浜市内で起きた米軍機墜落事故を描いた作品「パパママバイバイ」が上映される。
戦争などをテーマに執筆活動を続けている作家の早乙女勝元さんが取材した実話をもとに刊行した絵本作品を原作にしたアニメーションの舞台は1977年の横浜市緑区。
――お転婆で気の強い少女かおりは、隣家の兄弟でどちらも大人しい気立てのユー君とヤス君と、とても仲が良かった。ある日かおりは傷ついた鳩を拾い、ユー君とヤス君も一生懸命に面倒を見る。やがてかおりの学校が運動会だったその日、頭上を米軍厚木基地のファントム戦闘機が轟音を発しながら滑空。やがて機体は、兄弟の家の近くに墜落した。機体の燃料に引火し、火の海となる周辺の住宅地一帯。すぐに自衛隊の救援ヘリが飛来するが、ヘリが救助したのは現地の重傷者たちではなく、墜落前にパラシュートで脱出し無傷なままの、米軍の操縦士2人だった――。
映画を通して平和を訴える活動は今年で27年目を迎える。今年は上今泉コミュニティセンターを皮切りに12の会場で長編アニメーション作品を上映する。
実行委員会では「原爆の日や終戦の日など、夏には『平和』について考える機会がたくさんある。戦争の歴史を忘れず、平和を守りつづけるためことを考えるきっかけになれば」と話している。
上映スケジュール
上映スケジュールは▼7月18日・午後7時〜/上今泉コミセン▼19日・午後7時〜/下今泉コミセン▼22日・午後2時〜/杉久保コミセン▼23日・午後2時〜/大谷コミセン▼24日・午後2時〜・午後7時〜/勝瀬文化センター▼25日・午後2時〜/本郷コミセン▼26日・午後7時〜/国分寺台文化センター▼28日・午後2時〜/門沢橋コミセン▼29日・午後2時〜/中新田コミセン▼30日・午後2時〜/東柏ケ谷小学校▼31日・午後7時〜/東建ハイツ自治会館▼8月9日・午前10時30分〜/国分コミセン
問合せは実行員会・中坪さん【電話】046・240・7355へ。
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