審査員となる観客に発表者が本を紹介し合う知的書評合戦「ビブリオバトル」が10月5日(日)に海老名市立中央図書館の視聴覚室で開催される。主催は「ビブリオバトル IN EBINA実行委員会」(高原和樹実行委員長=人物風土記)。
ビブリオバトルとは2007年に京都大学で考案され「人を通して本を知る、本を通して人を知る」をキャッチコピーに全国で広まりを見せている。
同館では初の開催となる今回のイベントには、9人の司書がエントリー。トーナメント形式で競われ、3分の持ち時間内に作品をアピールする。観覧者は自分が「読みたい」と思った本のプレゼンターを選び、栄光に輝く「チャンプ本」を選出する。
今回の最大の魅力は紹介する「司書」にもスポットを当てたことにある。企画した高原実行委員長は「本を多くの方に知ってもらうことと、普段日の目を浴びない司書の存在を広めたい」とイベント主旨を話す。
司書は図書館法で定められた資格で国家資格を持つ人を指す。図書館にある本や雑誌など膨大な資料の中から利用者にあった最適なものを選び出すという、「本紹介のプロ」だ。
同館の谷一文子館長は「司書がビブリオバトルで発表者となることが喜ばしい。司書にスポットを当てるのは珍しい催しで海老名発信から全国へ広まる可能性も秘めている」と新たな展開に期待を寄せていた。
高原実行委員長は「思いが形になったことはとても嬉しい。本を読まない人にも参加してもらえれば」と話している。
観覧の受付は午前9時30分からで、バトルは午前10時30分から開始する。審査員となる観覧者の来場制限はないが、満員になり次第終了。問合せは同館【電話】046・231・5152へ。
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