海老名市教育委員会は10月30日に大谷小学校の給食で提供された鶏肉の唐揚げにプラスチック片が混入していたと発表した。6年生の女子児童が口にしたが、飲み込む前に異物に気付いたため健康被害は出ていない。市内では今年1月、2月にも東柏ケ谷小学校で給食への異物混入が確認されている。
市教委によると唐揚げから見つかったプラスチック片は長さ約2cm・直径約0・5㎜。唐揚げは中新田の「食の創造館」内で調理されているが、異物の形状が鶏の納入業者が使用している機械洗浄用のブラシと似ていたため、業者に現物を持参させ照合した結果、同一物と判断。創造館への搬入前に混入した可能性が高いとし、市は同日、業者の工場内で清掃状況や点検状況を確認し、書面で改善策の提出を求めた。
市内の小学校で提供される給食では今年に入り、異物の混入が相次いでいる。1月には東柏ケ谷小学校で校内の調理施設で製造した給食から調理器具のゴムベルト片、さらに2月には創造館で製造された米飯から針金と木片が見つかった。
特に2月の事案は今回の事案同様、納入前に精米機の清掃用ブラシの一部が抜け落ち混入したケースで、納入時の「目視点検」では発見できなかった。この時、市教委は全ての納入業者に「食材の安全確認の徹底」を指示した上で、調理室における食材の検収作業の見直しを行い、チェック方法の改善を図るとしていた。
創造館によると2月以降は目視作業員を増員。時間をかけ点検を進めてきたというが再度発生した異物の混入を受け、「納品時のチェック体制を強化する」としている。
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