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海老名東柏太鼓(とうはくだいこ) 全国大会で特別賞 7年ぶりの快挙

文化

公開:2015年3月27日

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演奏を終え、誇らしげな表情を見せる
演奏を終え、誇らしげな表情を見せる

 海老名の郷土芸能文化奨励団体に選ばれている「海老名東柏太鼓」(島田健次会長)が3月22日に長野県内で行われた「第17回日本太鼓ジュニアコンクール」で特別賞((株)浅野太鼓楽器店賞)を受賞した。2008年に京都で行われた大会以来、7年ぶりの受賞となる。

 同大会は、次世代を担うジュニアの健全育成と日本太鼓の後継者づくりを目的に、全国440チームの中から予選を勝ち抜いてきたチームとブラジル、台湾代表が加わり、総勢54チームが出場する日本最大級の大会だ。

 「海老名東柏太鼓」は10月に行われた神奈川県予選で、他チームが「打倒東柏太鼓」と意気込むプレッシャーをかける中、満場一致の圧巻演奏で3連覇を達成。目標としていた舞台のスタート地点に立った。

 昨年は、演奏が止まってしまい思い通りの演奏ができず悔し涙を飲んだ。監督を務める島田昭彦さんは「2度連続で賞を持ち帰ることができず、失敗に終わった」と並々ならぬ思いで今大会に挑んだ。

 選んだ曲は、前回大会と同様に、これまでにない独特のリズムと笛を取り入れたオリジナル曲「波濤(はどう)」で再チャレンジ。

 選抜メンバー8人は、息の合ったばちさばきと響き渡る音、体全体を使って波がうねるような姿を表現し力強く躍動感あふれる演奏で会場を圧倒した。「ほぼミスもなく完璧だった」と語るほど、ここ一番の演奏で会場を沸かせた。

 表彰でチーム名が呼ばれると、普段泣かない選手や保護者らは張りつめていた糸が切れるように嬉し泣きを見せていた。

 昭彦さんは「『良かったね』という言葉をもらうのではなく、しっかりと賞を持ち帰ることができてホッとしている」と安堵の表情を浮かべていた。

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