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チャリティーコンサートで歌を披露する 大島 富士子さん 中新田在住 58歳

公開:2015年4月24日

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尽きることない探求心で

 ○…ドイツ語の曲を歌うリート歌手として、世界一流の演奏家らが出演する歴史的イベントにも参加するなど、国内のみならず、世界で活躍する日本を代表する歌手が5月8日、海老名市文化会館で開催される「チャリティーコンサート」でその歌声を披露する。「オペラなどとは違い、派手さや馴染みのないものかも知れませんが、リート芸術に触れる機会になれば」と熱望する。

 ○…ピアノを教えていた母の影響で3歳からピアノを学んだ。幼少の頃の思い出を語り始めると「大人数の男の子と喧嘩をするような、おてんば娘で…武勇伝しかないのよ」と口に手を当てて笑う。中学を卒業すると、高校からは「自立」を大切にする恵泉女学園に入学し、15歳からの寮生活について「毎日が修学旅行だった」とまた大笑い。2年間の大学生活を終えると、本格的に音楽を学ぶためウィーンへ留学。国立大学であることから、外国人の立場としては難度の高い入学試験を見事通過し、本物の芸術に触れる機会を得た。「国立歌劇場などコンサートホールがあちこちにあり、毎日鑑賞することが出来るんです。幸せの生活でしたよ」

 ○…札幌農学校(現・北海道大学)のクラーク博士の「青年よ、大志を抱け」を訳した人物として知られる大島正健氏や「台湾淡水魚の父」と呼ばれる動物学者・大島正満氏らを輩出する、海老名の名家で生まれた。その血を受け継ぐ学識の豊かさを持ち、ウィーンでは4カ月でドイツ語を身に付け、当時5人しかいなかった裁判の通訳やガイドの国家資格も取得した。

 ○…33年のウィーン生活で感じたことは個人の大切さ。人生はもちろん、音楽一つとっても同じで全てにおいて責任を持ち生きてきた。「音楽を学ぶことは作者の人生、文化、歴史など、全てを学ぶことなんです」。そんな経験から発せられる歌声には言葉以上の奥深い表現が溢れだす。

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