本郷の高座清掃施設組合内で6月13日、地元住民ら300人ほどが集まり「ホタル観賞会」が行われた。 黄緑色の幻想的な光を放ち夕闇を舞うゲンジボタルの姿を楽しめる企画として地域でも着々と親しまれつつあるこの催しに懸けてきた、関係者の想いとは―?
環境調査の側面も
この日、会場となった「高座清掃施設」では、海老名、綾瀬、座間の3市から排出される可燃ごみを処理している。焼却炉の老化などを契機に、約10年前から移転建設も含め検討が進められていたが2012年夏、同所での再整備に対し地元が理解を示す形で合意。現在は2019年のリニューアルへ向け計画が進んでいる。
施設の存続等に対し地元住民らは「親水公園などが併設された環境に優しい場所にしてほしい」と要望。行政側も「迷惑施設」を受け入れた地元の声を出来る限り設計に盛り込みたい考えで「ホタル観賞会」は、その環境調査の一環として毎年、行われているという。
「今後も継続を」
午後7時にスタートしたイベントでは施設内にある人工の林「高座の杜」付近に集まった参加者におよそ250匹のゲンジホタルを配り、主催した「本郷の環境を考える会」(濱田英治会長)の合図で一斉に放虫。 夕闇に放たれたホタルが幻想的な雰囲気を醸し出すと、一帯は歓声に包まれた。
この会場で同会主催のホタル観賞会が行われるのは3回目だが、イベントの実施自体は今年で5回目。
節目の開催を振り返り、関係者は「地元・海老名にホタルが住めるスポットを少しでも増やせるよう、今後も尽力していきたいですね」と抱負を話していた。
|
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>