バレエスクールの主宰を通し地元の文化発展に貢献する元タカラジェンヌ 綾花 ちかさん 河原口在住
自身の経験、ふるさとへ
○…日本が世界に誇る歌や踊りのエンターテイメント「宝塚歌劇団」で活躍してきた舞台女優。「地元から第2のタカラジェンヌを育てたい」という願いから立ち上げたバレエスクール「綾花ちかBeauty's」が1周年を迎えたことを記念し、海老名市文化会館でコンサートを初開催する。「子どもから大人までが全力で練習しています。ステージの楽しさを体感しに来場頂ければ」と話す。
○…宝塚が好きだった母親の影響で、幼い頃からビデオを観て憧れを抱いていた。夢を実行に移したのは16歳のとき。高校の授業が終わるとすぐさま電車に飛び乗り、都内の宝塚専門の受験スクールに通い続けた結果、舞台女優への登竜門となる「宝塚音楽学校」に合格。河原口の実家を離れ寮生活を続け、厳しいレッスンにも打ち込むと、20歳で宙組の「娘役」としてデビューを果たした。「それから数えきれないほどたくさんのステージに出演させてもらいました。公演の度に飛行機に乗って駆けつけてくれる母にも背中を押されましたね」。遠く海老名から熱心に応援してくれた家族を思い、目を潤ませる。
○…幼少期のエピソードを聞くと、6歳からクラシックバレエを習い始め、レッスンで多忙な日々を送ってきた。慌ただしい生活の癒しとなったのは、ペットとして飼っていた23羽のニワトリだという。一羽一羽に名前を付けており、当時は近所でも有名だったとか。「今でも、相模川沿いを散歩しながら、バードウォッチングをすることが趣味なんです」と笑顔を見せる。
○…今後の目標は、バレエに限らず歌や芝居も子ども達に教えていく事だという。「宝塚で学んできたことを(地元に)還元したい。色々な芸能に触れてもらい、一人ひとりの可能性を見つけられたら良いですね」。かねてから培ってきた「目標に向かって突き進むパワー」を武器に、生まれ故郷の文化発展を目指し、奔走する日々が続く。
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