国分南在住のプロキックボクサー・西京春馬選手(17)がこのほど、都内で開催された高校生日本一を決める格闘技大会「K―1甲子園」の55kg級に出場。ライバルを寄せ付けない強さで優勝を果たした。
16歳からプロへ
西京選手は杉本小・海老名中学校出身。今回出場した「K―1」の舞台に憧れて、小学4年から格闘技を始めた。6年生から頭角を現し「K―1世界チャンピオン」を目標に成長を遂げ、16歳3ヶ月でプロの道へ(本紙2014年8月8日号既報)。「早朝ジョギングや筋力トレーニングなどを欠かさない事はもちろん、プロになってからは意識を高く持ち妥協を許さなくなりました」と改めて語る。
今大会では「高校ナンバー1」の称号を得ようと全国から若手格闘家が集結。様々な大会での戦績などから18人が選ばれ、トーナメント方式で熱戦が繰り広げられた。
そんな中「55kg級」にエントリーした西京選手は目下、同クラスでは無敗を誇るプロの有望株として、業界関係者からも優勝候補に挙げられるなど注目を集めていた。
プロの実力見せる
大会では「打たせず打つ」という得意のアウトボクシングスタイルで相手を翻弄し、危なげない戦いで決勝まで駒を進めた。
5千人もの観客が集まった決勝の相手は、空手育ちで接近戦を得意とする2学年下の高校1年生。アマチュアとプロの差を見せつけるような試合展開となったものの、相手選手は打たれても前に進んでくる我慢強さを見せ、勝敗は判定に。3人のジャッジによる採点も分かれたがポイント的には大差をつけ「高校生最強」の名を手にした。
試合を終えて西京選手は「優勝出来た事にはホッとしている。ただコンディション調整が上手く出来なかった事や、力が入りすぎて判定までもつれ込んでしまった試合内容については、全く納得できない」と高校チャンピオンにも満足しておらず、さらに上を目指している様子だった。
現在、プロでの戦績は5戦4勝。今大会の決勝を解説した元世界チャンピオンの魔裟斗氏からも高い評価を得ており今後の活動にも注目が集まる。
西京選手は「プロで実績を重ね、強い外国人選手らとも戦いたい」と話した。
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