門沢橋小学校(梅野芳彦校長)のあじさい級がこのほど、種子や農園芸商品を扱う(株)サカタのタネ主催の「サンパチェンスコンテスト」の団体部門で最優秀賞に選ばれた。同校の出展は今回初で、学習への活用や空間作りなどが評価された。
サンパチェンスは同社が開発した品種で、夏の日差しに耐え春から秋の長期に渡りトロピカルな花を咲かせる。二酸化窒素・ホルムアルデヒドの浄化やCO2吸収能力に優れることから「環境浄化植物」と呼ばれるという。
この花を多くの人に知ってもらおうと2007年からコンテストが実施されており、今回で9回目。全国から作品が寄せられた。
生育通して心を成長
同校のあじさい級では、苺やさつまいもなどを育て、食物とともに心の成長を学ぶ「食育」の授業を行っている。以前から地域貢献活動に携わる種苗店の(有)黒沢商店(門沢橋)の黒沢幸夫代表が、「児童が自信をつける機会になれば」と大会への出展を提案した。
昨年5月から植えつけを始め、児童は肥料や水やりなどを担当。育成過程で食紅水を使い根が水を吸う様子を観察したり、花の浄化作用で水生生物が生息できるビオトープが形成される様などを学習した。手塩にかけて育てたサンパチェンスが秋ごろに最盛期を迎えると、「素敵なものが出来た」と児童は皆笑顔を見せていたという。
「癒しの空間」が評価
大会講評では、実験などを通して学習に活かしている事、癒しの空間を作った事などが高い評価を受けた。
全面的にバックアップした黒沢代表は「子どもたちがサンパチェンスを覚えてくれて嬉しい。植物の生育を通して、何かを感じ取ってくれれば」と話していた。
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