中央農業高校の養豚部がこのほど、「第59回全国学芸サイエンスコンクール」のサイエンス分野(高校生の部)で最高位となる文部科学大臣賞を受賞した。地元養豚業を活性化させようとする取り組みが高く評価された。
これは、全国の小・中・高校生の研究やアート・文芸の振興奨励と青少年の個性の育成を目的に1957年から開催されている日本最大級の学生コンテスト。 同部は応募したサイエンスジャンル・自然科学研究部門で全国から947編の研究論文が集まる中、最優秀賞の金賞に選ばれた。
さらに、高校生が応募できる人文社会科学研究部門も合わせた1063編の中でも最高位となり、文部科学大臣賞を受賞した。
「オリジナル豚」開発
受賞論文では、環境に優しく美味しく育てる事をテーマにした学校オリジナル豚肉「ちゅのとん」の開発について発表した。
古くから飼育されている地元豚に、食品加工業者が排出する廃棄物を活用した「リサイクル飼料」を与えるという取組みが、養豚業の抱える臭気問題やCO2問題を解決。さらに産・学・地域を巻き込んだリサイクルループを生む事から、科学的、経営的視点から地元養豚業を活性化する取り組みとして高い評価を受けた。
研究代表者の小野樹里亜さん(同校2年)は「日頃の地道な積み重ねだけでなく、周囲の方々の温かいご協力やご支援があってはじめて、今回の受賞に結びついた。さらに美味しい『ちゅのとん』を全国に届けたい」と話した。
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