海老名市議会(森下賢人議長)が市民を対象にした「議会報告会」を6月25・26日に開催する。今報告会では、昨年の反省を活かし、市民が意見を述べやすいよう工夫されている。また、選挙権年齢を18歳に引き下げた選挙法が施行されたことから、幅広い世代に議会への関心を高めていくものとして期待される。
この報告会は市議会が2012年から進めている議会改革の一環。議員活動の周知を図るとともに、市民からの意見や要望などを汲み取る機会を創出するため、昨年初めて企画された。
昨年、実施後に集計した市民アンケートでは「市民目線の意見を取り入れてくれる場ができて嬉しい」と、肯定的な意見が寄せられた一方で「もう少し具体的な話が聞きたかった」という厳しい声もあったが、大半の参加者が実施の継続を希望していたことから今年も開催する運びとなった。
少人数制で意見出し易く
アンケートで多かったのは、「質問しづらい雰囲気。市民の質問時間がもっと欲しい」という声。これを受け、今年の報告会では市民一人ひとりが要望を出しやすいよう少人数制のグループに分かれ、意見交換する場をつくるなど新たな試みを取り入れている。
担当する永井浩介市議は「昨年の反省を活かし体制を変更したので、さまざまな意見を聞くことが出来れば」と話す。報告会は2部制に分かれ、1部では平成28年度当初予算を説明。2部では政務活動費や議会への関心をテーマにした意見交換会を予定している。
森下議長は「身近で議会に触れられる一つの機会として多くの人に参加して欲しい。また、選挙権年齢が18歳以上になったので、今後の海老名を担う若い世代にも来場していただければ」と呼び掛ける。
報告会は6月25日(土)午後1時から本郷コミセン、6時からえびな市民活動センター・ビナレッジ、26日は柏ケ谷コミセンで午後1時から開催する。誰でも参加することができ、予約不要で会場に直接。
同様の報告会は他の県内議会でも開かれており、近隣の厚木市では議会報告会の開催を市議会基本条例のひとつとして盛り込むなど、市民との対話の場として役割を果たしている。
問合せは海老名市議会事務局【電話】046・235・4931へ。
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