新青パト車を導入し、安全啓発にさらに力を入れる「大谷自治会自主防犯パトロール隊」の顧問 山口 勝久さん 大谷北在住 81歳
「わが街」安心、安全に
○…揃いの帽子とビブスを身に付け、連日地域の見回り活動を行っている「大谷自治会自主防犯パトロール隊」の顧問を務めている。自身が発起人となり、12年前にわずか8人でスタートさせたボランティア団体が、現在は100人を超える大所帯になった。「人が人を呼び、仲間作りや散歩のついでなど、気軽な気持ちで参加してくれたおかげ」と微笑む。
○…「生まれた時から住所が変わらない」という生粋の海老名人。退職後、長年暮らしてきた大谷に貢献したいと、自治会活動に注力した。会長を務めていた13年前、地域では空き巣や盗難、車上荒らしなどがピークに。「少しでも住みよい街に出来たら」と、パトロール隊を立ち上げた。「徒歩によるきめ細かい巡回・巡視」「青パト車による広報活動」「広報紙による防犯啓蒙活動」の3つを柱に、大谷地区の約4800世帯に啓発を続けた。地道な活動が実を結び、犯罪発生件数は活動開始時と比較して3分の1に減少。「活動が地域に浸透してきた結果かな」と感慨深そうに語る。
○…書き物が好きで学生時代は新聞部に所属し、社会人になってからも、進んで広報紙の製作に携わっていた。これらの経験から、パトロール隊の広報紙は専ら自身が担当している。「隔月発行で、すぐに締切が来て大変」と言いながらも、パソコンを駆使して時事性や季節に合わせた特集を作り上げる。
○…隊長は昨年で引退したが、新調した青パトを自ら運転し、1時間ほどの徒歩での見回りも頻繁に行うなど、今も積極的に活動中。後輩からアドバイスを求められることも多く、「会議にもしょっちゅう呼ばれる」と話す顔は、どこか嬉しそう。座右の銘は、趣味の囲碁を通じて学んだ『着眼大局、着手小局』。全体を大きく見て想を練り、実践では小さなことを積み重ねて事を成すという言葉の意味に基づき、これからも組織をサポートしていく。
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