かしわ台クラルテで発足した「ちょこボラ」の代表幹事を務める 早勢 英俊さん 柏ケ谷在住 68歳
責任感胸に地域貢献
○…柏ケ谷の大型マンション「かしわ台クラルテ」で、9月に発足した住民主体の取り組み「ちょこっとボランティア(ちょこボラ)」。現在行われている大規模修繕に合わせ、バルコニー内の植物を運び出すなど、高齢住民の悩みを解決するために活動している。「利用した方が『助かった』と喜んでくださることが嬉しい。今後もこの活動を継続していけたら」と笑みを浮かべる。
○…3年前からマンション内唯一の民生委員児童委員として、地域の見守り活動に携わってきた。動けない高齢者はいないか、子育てや介護などで悩みを抱える家庭はないか、一軒一軒の状況を確かめ声掛けを行うのが主な役割だ。退職後、「仕事が忙しくなかなか関わることができなかった地域とのつながりを作りたい」という思いで始めた。「実際に地域を歩くと、意外な人同士が知り合いだったり新たな発見も多いんです」と楽しそうに話す。
○…北海道旭川市出身。診療放射線技師の学校に入学するため、神奈川へ。高校の部活の先輩に医療関係の道を勧められ、本を読んで面白そうと感じたため飛び込んだ。卒業後は横浜の総合病院に39年間勤め、救命救急センターに配属されたことも。スピード勝負で、失敗は許されない環境だった。「医療の最前線に携わって、命の尊さを日々ひしひしと感じていました」と話す表情は真剣そのもの。
○…クラルテには、入居開始当初から28年間住み続ける。同時期に住み始めた人が多いこともあり、他のマンションと比べて住民同士横のつながりが強いところが魅力だ。近隣住民とも交流を深めようと、夏祭りなどのイベントも定期的に開催している。現在クラルテは65歳以上が全体の約4分の1を占めている。「高齢化が進む今、特に災害時には近所の助け合いが大切になりますよね。ちょこボラで、住民が互いに顔の見える関係を築いて、絆を深められたら」と思いを語った。
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