海老名市では若者の定住促進事業として、学生の家賃と奨学金返済に対する補助を来年度に実施すると発表した。両制度で若者を市外から呼び込むとともに、奨学金返済に関しては市内在住者も対象にすることで転出を防ぎ、将来的な人口の増加を図る狙いがある。
海老名市では1971年以降、右肩上がりで人口が増加しており、昨年4月には初めて13万人を突破している。10代後半や20代の若年層の転入も増加していることから、市ではこれを強みと捉えて将来的に伸ばしていく方針を示した。
その一つである「学生家賃補助」は、市外から海老名市に転入する学生に対して、家賃の一部を補助するというもの。県内では横須賀市が空き家対策としてシェア居住する学生に対して助成を行っているが、学生個人への家賃補助は今回が県内初の試みとなる。
対象となるのは、大学・大学院・専修学校・短期大学に在籍する2017年1月2日以降に転入した人で、補助金額は上限2万円。補助を受けるためには、市民まつりのボランティアなど市の行事への参加や、ブログで市内の出来事や店舗を紹介するなどSNSでの市の魅力発信といった市への貢献が条件となっている。
卒業後も視野に
「奨学金返還補助」は、市内在住または市外からの転入者に対して補助を行う。対象者は500人弱を見込んでおり、市企画財政課によるとこれほどの規模は全国的に珍しいという。 対象となるのは奨学金返済開始1年目から2年目で、申請時に30歳未満の人。補助金額は上限2万円。募集人数に制限はなく、市内在住者のみ所得制限が設けられる。
応募方法や募集期間などは2月頃に決定する予定となっている。
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