東日本大震災の被災地のひとつである宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区にヒマワリの苗を贈る「ひまわりプロジェクト」が、県立相模三川公園で昨年に引き続き実施された。これに賛同した公園利用者によって種まきされた約350苗が6月15日の朝、現地に配送された。
このプロジェクトは、被災地を元気づけようと震災の起きた2011年から行われているもので、同園指定管理者の(株)日比谷花壇をはじめとする企業や大学などが共同で進めている。昨年は同園から464苗が現地に届けられた。
苗が届けられる「閖上地区」は、漁港のある港町でかつて5400人が暮らしていた土地。津波で約1千人が命を失い、多くの住宅は流され更地状態になってしまったという。
今回同園では、6月3日から15日の朝まで、パークセンター付近にヒマワリの種・土の入ったポット・応援メッセージを書く木札を置き、公園利用者に協力を募った。賛同した人たちはポットに種を植えた後、「きれいな花が咲きますように」「頑張って」など思い思いのメッセージを添え完成させた。閖上地区に届けられた苗は、今後現地住民によって花壇に植栽されるという。
三川公園の小山裕行副園長は「たくさんの方が率先して種まきをして下さいました。公園を利用してくれている小中学生の協力も大きかったです」と話した。
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