市内国分南在住のプロキックボクサー・西京春馬選手(19)が6月18日、現Krush(クラッシュ)―58kg級王者の小澤海斗選手との対戦で判定勝ちを収め、プロ10勝目を挙げた。西京選手は「タイトルマッチで無かったのは残念だが自信につながる1勝。次はタイトルをかけた勝負をしたい」と話した。
西京選手は杉本小・海老名中学校出身。プロキックボクサーの舞台である「K―1」に憧れて、小学4年から格闘技を始めた。当時からその実力は高く、16歳3カ月でプロに転向。高校生日本一を決める「K―1甲子園」の初代チャンピオンになるなど、注目の高い選手の一人として成長を続けてきた。現在は同階級K―1王者の武尊(たける)選手らが所属するK―1ジム「SAGAMI―ONO KREST」に所属している。
これまで並み居る強敵を倒してきた西京選手に組まれた今回の対戦相手は、全日本キックボクシング協会が主催する大会「Krush」の現王者・小澤海斗選手。試合前の会見では「俺が見ているところはもっと別のところだというのを世間に知らしめたい。試合を組まれたからにはきっちり倒すし、この坊や(西京選手)にはマットに寝てもらう」と、豪語していた。
今試合はタイトルとは関係ない対戦だが、西京選手にとってはタイトルマッチへの挑戦切符にもつながる大事な1戦。「必ず勝ちに行く」と気合十分だった。
終始試合を支配
当日はさいたまスーパーアリーナの会場が満席になる中、試合が行われた。闘志剥き出しに前へ出てくる小澤選手と、相手の攻撃をかわし的確に当てるカウンタースタイルの西京選手。1ラウンド目から互いにスタイル通りの戦いを見せた。
試合が動いたのは開始から2分半後。コーナリングに詰めてくる小澤選手の顎に右フックのカウンターを命中させ、ダウンを奪った。その後も西京選手は焦る小澤選手に対し軽快なステップで自分の間合いを取り、全ての攻撃を回避。KO勝利とはならなかったが、最終ラウンドでも再び顔面に右フックを炸裂させ、圧巻の試合展開で完封した。
試合を振り返り、西京選手は「勝つという目標は達成したものの、余裕はあったのでKOを狙いに攻めれば良かったと反省しています。小澤選手にはリングで再戦をお願いしたので、次はタイトルをかけて戦いたい」と、落ち着いた表情で話していた。
弟・佑馬選手はプロ2勝目
弟・佑馬選手も同日の同会場で試合をし、判定でプロ2勝目を挙げた。佑馬選手は「試合以前の問題で、体調管理に課題があった。次回ではベストコンディションを作り、最善の戦いをしたい」と振り返った。
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