海老名市は7月から、市消防団に在団している学生に地域社会への貢献を認証する「学生消防団活動認証制度」を導入した。就職活動で活動の功績をアピールできるなど、学生消防団員の入団促進を図るもの。市消防本部では「若者が入団することで団活動の活性化になり、地域防災力の向上にもつながる」と期待している。
この制度は総務省が推奨するもので、消防団活動に1年以上真摯に取り組み、学生消防団として顕著な実績を収めた学生が評価の対象となる。消防団長・市長の審査を経て地域での貢献が認められると、市から活動認証状が交付される。
学生は就職活動時に企業等へこの証明書を提出することができ、社会貢献度をPRできる。一方、企業側にとっても、防災や救命処置に関する知識や技術をもつ人材確保につながるメリットがある。
制度を利用しようと第1分団に所属する紺野岳之さん(大学4年)が申請を出し、7月4日に市内1人目となる認証を受けた。東日本大震災がきっかけになり地域貢献に興味を抱き、大学1年の時に志願し入団したという紺野さん=写真(市提供)。現在、消防士を目指し就職活動に励んでいる。「消防団活動は防災知識が高まるだけでなく、地域の人脈が広がるところも面白い。活動をPRし、就職活動にも上手く繋げていければ」と話している。
|
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>