市内5つの水彩画サークルで講師を務める 中野 百合子さん 国分北在住 69歳
興味を持ったらとことん
○…60歳以上を対象にした市主催の水彩画講座から生まれた、5つのサークル「ゆりの会・小百合会・山ゆり会・姫ユリ会・銀ゆり会」で講師を務め16年。現在は総勢95人の生徒に絵の描き方を指導する。今年は古希を祝おうと、生徒たちが10年ぶりの5サークル合同水彩画展を開催した。「企画から運営まですべて生徒さんが行ってくれています。皆さんの思いが嬉しいですね」と微笑む。
○…伯父が画家だったこともあり、幼い頃から美術と触れ合う機会が多く自然と絵に興味を持つように。中学から石膏デッサンを習い始め、高校では美術部に入部。その後、絵を極めようと美術短大で油絵を専攻した。結婚後も家族の支えを受けながら好きな絵を描き続けた。25歳の時に地域の催しに出展した作品が海老名市美術協会の初代会長の目に留まり、同会創設メンバーに抜擢。49歳で会長となり、その後5年間にわたり職務を全うした。また、都内で開かれる第一美術展にはこれまで41回連続で出品。昨年には祭りの神輿を描いた作品で賞を獲得するなど評価を得ている。
○…後進指導に力を注ぐようになったのは、近所に住む娘の友人に絵を教え始めたことがきっかけ。その後、カルチャーセンターや海老名中学校の部活動でも指導にあたるなど活動の幅を広げてきた。教える際には生徒が絵に個性を表現できるよう、決して叱らず褒めることを心掛ける。「絵を描く楽しさを感じてもらいたくて。絵葉書など実生活でも応用したら楽しめるのじゃないかしら」と話す。
○…趣味は40年ほど前から続けているコーラス。女声合唱団が演奏会で歌謡曲を歌うのを耳にし、「これならついていけるかも」と参加した。「歌は自分だけで描ける絵と違って、みんなと調和することが大切。歌と絵を両方やることでバランスがとれているのかも」と話す。興味のあることにとことん向き合うパワフルな姿勢が垣間見えた。
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