市内国分南在住のプロキックボクサー・西京春馬選手が10月1日に後楽園ホールで行われた格闘技イベント「Krush(クラッシュ)」の58kg級タイトルマッチに出場し、3対0で判定勝ちした。試合後のリング上の挨拶では「高校も卒業できればいいっていう程度で格闘技にかけてきて、卒業後もみんなが進学する中で、僕だけ格闘技一本の道を選んだんです。先生にも心配かけたし、こうして結果が出てよかった」と語った。
西京選手は高校1年生の時にプロデビューを果たし、3年時には高校チャンピオンに輝くなど、破竹の勢いで勝利を重ねている。ベルトのかかった初のタイトルマッチ戦前には「このチャンスは絶対に逃せない」と意気込みを語っていた。
対戦相手となる小澤海斗選手は同階級を2度防衛している王者。6月に行われたノンタイトル戦で西京選手に敗戦しており、今試合はタイトルをかけての再戦となった。
会場を観客が埋め尽くす中行われた試合は、1ラウンドから挑戦者・西京選手が積極的に攻撃を仕掛け、王者を翻弄する展開に。力む小澤選手に対し、冷静に間合いを取りながら的確に攻撃を当てた。試合が大きく動いたのは2ラウンド目の終盤。西京選手の左ストレートが顎にヒットし、腰から落ちるようにロープにもたれかかり、ダウンを奪った。3ラウンド目は小澤選手が巻き返しを図ろうと必死で猛攻するも、西京選手がこれを落ち着いて対処し、ダウンが決め手となり3対0で判定勝利を収めた。
西京選手は「反省点はあるけれども10代でのタイトル獲得は目標の一つだったので、まずは良かった。ここからがスタートだと思って応援してくれる方たちに恩返しができるよう頑張っていきたい」と話した。
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