「日本学校農業クラブ全国大会」の意見発表・ヒューマンサービス部門で優秀賞を獲得した 高橋 駿之介さん 国分北在住 18歳
興味を追求し続ける
○…10月25日に開催された、農業系学校が日頃の研究成果を発表する「日本学校農業クラブ全国大会」の意見発表・ヒューマンサービス部門に出場し、最高位に次ぐ優秀賞に輝いた。全国大会の舞台には選び抜かれた各地の精鋭9人が集結。経歴を踏まえて味噌や醤油などの発酵食品の魅力を語り、自身も県と関東ブロックの2大会で最優秀賞を獲得し勝ち抜いてきた。「悔いなくできました」と話す姿からは全身全霊で打ち込んだ様子がうかがえる。
○…生まれも育ちも海老名という生粋のえびなっ子。上星小・今泉中学校と進み、その後中央農業高校に進学した。農業高校への入学を決めたのは、小学生の時に日本伝統の発酵食品や食品微生物に興味を持ったことがきっかけ。父の転勤で2年半ほど中国・北京に移り住んだ際、たまの帰省時に食べた祖母の味噌汁や肉じゃがに懐かしさを感じ味噌・醤油などの発酵食品に興味を持ち始めたという。また、その頃友人から農業大学が舞台の漫画「もやしもん」を薦められ食品微生物にも魅力を感じ、「いずれは農大に進みたい」との思いを抱くようになった。
○…現在、農業総合科の3年生。これまでの高校生活で特に思い出深いのが、2年時の授業で体験した「味噌作り」だ。小麦入りのオリジナル味噌で、発酵過程を1時間に1回観察するため学校に泊まり込むこともあった。「味噌作りがあるからこの学校を志望したんです」と笑顔で語る。食品加工部にも所属し、市内の使われていない畑で小麦を育ててパンや菓子に仕上げ、市民まつりやせせらぎまつりといった市内の催しなどで販売も行っている。
○…テトリスなどのゲームやユーチューブで面白い動画を見ることが最近のマイブーム。将来の夢は、農業大学に進学して醸造に関わる仕事に就くこと。「やる前から無理だと思わず、自信をもって頑張る」をモットーに、好きなことを追求し続けていく。
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