綾瀬小 新校舎は環境に配慮 4月5日から供用開始
綾瀬市立綾瀬小学校(宇根真琴校長)で平成21年度から行われていた校舎の新築工事が終了し、今月5日の始業式から新校舎の利用が始まる。
50年程前に建てられた旧校舎の耐震工事は平成9年10月に終了していたものの、施設の耐久年数がおよそ50年とされていることや、配管などの設備の老朽化に加え、周辺地域の区画整備に伴い住宅が増加傾向にあり、同校に通う児童数は平成28年度には1000人を超えることが予想されることから、新校舎の建設が決定した。
同校の児童数は平成22年度が709人で普通学級20クラス、特別学級2クラスの全22クラスだったが、新校舎では普通学級が30クラス、特別学級にいたっては3クラスに増加した。
新校舎は太陽光発電システムの搭載や、雨水を利用した散水、壁全体が花壇のように草花を植えられる壁面緑化など省資源・省力化といった環境に配慮した建築になっている。
床や壁などに県内産の檜や杉がふんだんに使われているのも特徴。宇根校長は「子どもたちが使うようになってはじめて校舎に息が吹き込まれる。始業式の日、児童がどんな顔をするか今から楽しみです」と話していた。
綾瀬小の沿革
綾瀬小学校は明治33年に誕生。大正11年に火災で校舎が全焼するもすぐに再建。しかし翌12年の関東大震災で再び校舎が全壊するといった数々の難局を乗り越え現在に至る。
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