海老名市はこのほど、宮城県の白石、北海道の登別両市とともに「トライアングル交流宣言」の調印式を行った。今後は3市間での交流や、相互支援関係を強化していきたい考え。
白石市と登別市は昭和58年に、白石市と海老名市との間では平成6年にそれぞれ姉妹都市提携を締結。これまで白石市を中心に、海老名市、登別市はそれぞれ文化交流などを図ってきた歴史がある。
一昨年、白石市内で開かれた農業祭。ここに海老名市の内野優市長と登別市の小笠原春一市長が招かれ、白石市の風間康静市長と3人が会談する機会が設けられた。この会談が交流宣言のきっかけとなった。
その場で災害時の援助協力が話題となり、3行政間での「トライアングル交流」へ向けた動きが具体化。昨年4月には「三市による災害援助協定」を締結した。
白石市は宮城県の内陸部に位置するため、震災では津波による被害はなかったものの、4人が犠牲となり、最大で1910人が避難所での生活を余儀なくされた。
海老名、登別両市も協定に基づく形で震災翌日からアルファ化米やパンの缶詰、飲料水、即席麺など救援物資を空輸するなど支援活動を展開。さらに両市はまちづくり復興金としてそれぞれ、700万円を白石市に送ることを決め、この日、その目録が風間市長に手渡された。
調印式後には登別市から海老名市に贈られ、現在は運動公園内で飼育されている2頭のポニー、「エビー」と「ビーナ」と小笠原市長が「再会」を果たした。
海老名市の担当課によると白石市との間で展開している交流事業は今後も継続し、登別市との交流事業の一環として今秋を目途に「訪問ツアー」を企画。さらに海老名市民らが登別市の提携旅館などを利用する場合には助成を受けられる交流支援事業などを展開していく計画だという。
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