奈良時代に聖武天皇が各国に建立した国分寺のひとつで、大正時代に国の史跡に登録された国分南の相模国分寺跡で8月20日(土)に「薪能」が催される。
観光協会を中心に、以前から史跡を活用した観光創出事業の展開は度々、話題に上っていたという。そのひとつが、野外に設置された能舞台の周囲にかがり火を焚き、その中で演目を演じる「薪能」だった。市は市制施行40周年を記念した事業として同所での「薪能」の開催を昨秋から検討していた。
市内で「薪能」が催されるのは初で、同跡内の基壇付近に幅18mの能舞台が設置され、幽玄な世界が披露される。
人間国宝で和泉流の狂言師・野村万作さんは使用人太郎冠者・次郎冠者が、主の嘘を見破り、さらに逆手にとる一連の出来事を滑稽に描いた狂言「附子(ぶす)」でシテ(主人公)を演じるほか、重要無形文化財総合指定保持者で金春流の能楽師・金春安明さんは義経や弁慶、静御前が登場するわかりやすい能「舟弁慶」を舞う。
チケットは今月9日から販売が開始されているが、11日までに指定席と自由席Aは完売。残るチケットは自由席B(5000円)のみで、市役所2階の商工課か商工会議所内の市観光協会で販売している。チケットの売上の一部は東日本大震災の義援金として寄付される。問合せは観光協会【電話】046(231)5865まで。
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