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「郷土料理OB会」の会長を務める 福井 直子さん 杉久保南在住 68歳

公開:2011年7月15日

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笑顔にさせる行動派

 ○…「たくさんの人が喜んでもらえれば、自分も嬉しい」。海老名の土地で育った食材を活かした料理を提案する「郷土料理OB会」の会長。伝統料理を後世に残していきたいという思いで会を発足。海老名特産のイチゴを使った創作料理「イチゴおこわ」などを、地域の中学校などに出向き伝承。「人に喜んでもらえる楽しさは生きている限りやめられないね」

 ○…「人の役に立つこと」に楽しさを覚えたのは、知人にパン作りを教えたこと。自身も生徒として教室に通っていたが、のめりこんだ結果、人にパン作りを教える資格を取得するほどに。ほかにも当時住んでいた仙台から都内まで通い、アートフラワーの講師資格を取ったり、これからの生活には介護は欠かせないと判断し、ホームヘルパーの資格を取得するなど、「人のためになること」への欲求はとまらない。「それでも結婚する前は、ひとりで買い物に行くのも心配でドキドキしてたぐらいなのよ」と顔を赤らめた。

 ○…「一生懸命やってこれたのは、みんなが支えてくれたから」。その中でも夫の存在は欠かせない。その夫は「男の魚料理教室」で講師を務めるほどの腕前。教室での夫婦は「生徒さんから『また漫才をしてる』って言われちゃうの」と、おしどり夫婦ぶりは隠せない。参加してくれる人に喜んでもらおうと2人で考えたという料理のレシピや写真が、棚や机から次から次へと溢れるように出てくる。「料理をすれば、その人が何を考えているかわかるのよ。夫婦円満の秘訣もそこかもね」

 ○…4つの会に所属し、近所のグループホームに勤めながら、家事もこなす。自分が必要とされれば、すぐさま駆けつける性格が手帳を綺麗な字で埋め尽くすスケジュールにし、人を喜ばせる知恵袋をいっぱいにさせた。「人が笑顔になる。それだけで幸せになるのよ」。感謝の心を持って今日も家を出る。
 

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