食生活改善推進団体えびな会の会長を務める 吉田 春代さん 上今泉在住 64歳
周囲を魅了する責任感
○…「おいしく楽しく健康に、私たちの健康は私たちの手で」を合言葉に糖尿病の予防食や地場産野菜、男性のための料理教室などさまざまな食に対する講座を開く「食生活改善推進団体えびな会」の会長。今月26日には親子で参加できる料理講座を開催。分かりやすさから、どの講座もすぐ定員に達し、「お断りするのが申し訳ない。一人でも多くの人に参加して欲しいけれど」と胸を痛める。
○…会への参加は15年前。知り合いの薦めで県主催の推進員養成講座に参加。以来、会の地区役員、会計、副会長を歴任。会長職について7年目を迎えた。活動を通じて声をかけられることが年々増える。母親の「野菜嫌いの子どもが受講後には食べられるようになった」や、ちいさな子どもの「料理のおばちゃん」とさまざま。「喜びの声は何よりの財産。大変なこともあるが一番うれしいです」と目を細める。
○…生まれも育ちも海老名。農家に育ったため幼少期から「手作り料理」を味わった。米や野菜はもちろん味噌やしょうゆ、庭先ではお茶も栽培。祖父がお茶を摘み、もんでいるのをよく手伝った。学生のころの弁当の時間を今も忘れない。「周りがウインナーなど色とりどりなのに、うちはきんぴらや野菜の煮物中心。うらやましくて、ふたで隠しながら食べたの。おやつもサツマイモのお団子。おかげで健康になったわ」
○…「時間ができたらフラでもやりたい」。責任感が強く頼られると断れない。「そんなことないです」と照れるも7年前の会長職、息子の小、中、高校時代にはPTA役員になり、高校では副会長も引き受け忙しい毎日を送り自分の時間があまり持てなかった。「会員や家族の協力のおかげで続けてこれた。これからも微力ながら地域のみなさんの健康づくりの役に立つよう、知っていること、食の大切さを伝えていきたい」。中高とソフトボールで鍛えた体力は今も健在だ。
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