空き店舗を活用した高齢者支援事業が東柏ヶ谷地区で始まる。地元自治会と地域住民が運営委員会を組織し、市社会福祉協議会と連携しながら、高齢者を中心とした市民が集えるサロン「ハッピーサロン銀の椅子」を敬老の日の19日に開設。高齢者の認知症予防や孤立化防止、介護者の負担軽減などに期待が寄せられている。
市高齢介護課によると9月1日現在、同市内の総人口に占める65歳以上の人口を示す高齢化率は18・7%。東柏ヶ谷地区はおよそ6人に1人が65歳以上で全市の割合とほぼ合致する。市内で最も高齢化が進んできるのは、国分寺台地区で高齢化率は37%だという。
市内では高齢者支援として現在もコミュニティセンターや自治会館を会場に茶話会などを定期的に開催しているが、使用時間や使用方法に制限が伴う。今回、同地区で開設されるサロンは空き店舗を活用した施設となるため、利用目的が明確でなくても、火曜日を除き午前10時から午後4時までの間であれば使用が可能で、「いつでも気軽に立ち寄ることができる」ことが最大の特徴といえる。
サロンの代表を務める河野誠一さんは「自分たちの街は自分たちで良くしていかなければいけない。サロンを元気なうちから遊び仲間が作れる場のひとつにしていければ」と話している。
サロンの常設は初となるが市は今後、高齢者の多い地域に同様のサロンを開設していく計画を打ち出している。問合せは社会福祉協議会【電話】046(235)0220まで。
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