神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

地域の子どもたちに昆虫を寄付する 鑓田(やりた)充(みつる)さん 東柏ヶ谷在住 68歳

公開:2011年9月16日

  • LINE
  • hatena

笑顔のために一生懸命

 ○…子どもたちから大人気、昆虫採り定番の「カブトムシ」と秋の風物詩で情緒たっぷりの羽音が魅力の「スズムシ」を、地域のお祭り時や東柏ヶ谷小学校の4、5年生に寄付している。その数はおよそ400匹。地域の人と協力し、情報をもらっては農園やお寺の裏山など、どこでも飛んで虫を採りに出掛ける。「子どもの笑っている顔が見たい。ただ、それだけだよ」とニッコリ。

 ○…今から20年前、会社で飼っていたスズムシの世話役を引き受け、地域の盆踊りで配ったことが始まり。

虫の生存率や繁殖率を考え、毎年2千匹を孵化させる。6年前からは甥っ子にカブトムシをプレゼントし、飛び跳ねるように喜んでいた姿を見て始めた。子どもたちが見やすいように、ペットボトルを半分に切り、堆肥や餌などを入れ、持ちやすいように紐を通して渡す。作業場である家の駐車場は、虫かごが山積みに置いてあり、棚や机の引き出しからは専門道具や昆虫資料など、ホームセンター顔負けの設備で「うちにないものはないんだよ」と得意気な微笑み。

 ○…51歳まで勤め上げた会社は船などの設計から管理まで、すべてこなす技術マン。北海道から沖縄まで、全国を飛び回る仕事で、1年間の300日が出張という忙しい日々もあった。すべての休みを子どもの夏休みに当てて「毎日のようにプールに連れていったんだよ」と当時を振り返る。リタイア後は、社内で評判だったマッサージに磨きをかけるべく、3年間専門学校に通い、マッサージ師としての国家資格を獲得した。「とにかく一生懸命やらないと楽しくならないよ」。やりたい事へは徹底的に情熱を持って取り組む。

 ○…家の前は通学路。子どもたちに向かって、朝の挨拶とじゃんけんは欠かさない。「未来を背負っていく子どもたちが笑顔になれる環境を、大人が作らなければいけない」。地域一丸で未来を支えていく。
 

<PR>

海老名・座間・綾瀬版の人物風土記最新6

加藤 謙次さん

海老名市の給食調理施設「食の創造館」の館長を務める

加藤 謙次さん

海老名市在勤 45歳

4月12日

斉藤 武夫さん

小園地蔵堂保存会の会長を務める

斉藤 武夫さん

綾瀬市小園在住 71歳

4月5日

三橋 秀子さん

3月31日に開催する「あやせ中央公民館まつり」の実行委員を務める

三橋 秀子さん

綾瀬市寺尾中在住 74歳

3月29日

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

月刊少年エースでマンガ「理香さん、結婚してください!」を連載する

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

海老名市在住 28歳

3月22日

増茂(ますも) 邦雄さん

「ざま子育てフェスティバル」の実行委員を務める

増茂(ますも) 邦雄さん

座間市相模が丘在住 63歳

3月15日

神崎 颯大さん

海老名Libertyの代表として3月10日のイベント企画した

神崎 颯大さん

海老名市河原口在住 25歳

3月8日

至高の休日スタイル 

綾瀬市綾西5丁目 wonderful holiday

https://kato-koumuten.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

海老名・座間・綾瀬版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook