内野優市長(55歳)が26日、浜田町の個人事務所で記者会見を開き、11月13日投開票の市長選挙に無所属で出馬し、3選を目指す考えを明らかにした。「海老名市をさらに元気で住みやすい街にしていきたいという思いが湧き上がる。気力・体力とも充実している」と意気込みを語った。
内野氏はこの日の記者会見で、2選を果たした前回の選挙で掲げたマニフェストの達成度について、実現度は80%とする外部評価を示した上で「これらを踏まえた上で、これからの4年は新時代の幕開けと位置づけられる」とした。
特に海老名駅西口や駅間地区、運動公園周辺などの区画整理事業が本格化する今後のまちづくりについて「正念場」と表現。また、東日本大震災を受け大規模備蓄倉庫の設置や、公共避難所への電源設備設置など、防災対策の強化などの政策を示した。
今後、8宣言58施策から成るマニフェストを作成し10月20日に公表する予定だという。
内野氏は県立厚木高校から専修大学法学部を経て、昭和53年に海老名市役所に入所。同58年に行われた市議会議員選挙で初当選を果たしている。その後、4期にわたり市議を務めた後、平成11年に行われた市長選挙に初出馬。2万2221票を獲得するも、現職(当時)の亀井英一氏に敗れた。
亀井氏が引退し、新人3人で争われた前々回の市長選挙では2万3159票を獲得し初当選。前回の選挙戦では今回もすでに出馬を表明している渡部美憲氏に1万2千票近い票差をつけ2選を果たした。
今秋の海老名市長選には元市議会議員の渡部美憲氏(46歳)が無所属での立候補を8月末に表明。日本一の教育都市、日照権保障を視野に入れた自然エネルギー活用先進都市を目指すとしたほか、「給食の小中完全実施と中学の自校式給食化」「学童保育への公的支援の充実」「3世代が同居・近居できる環境整備」など、ソフト面の充実したまちづくりへの「転換」を訴えていくという。
現在のところ内野氏、渡部氏以外に出馬を表明している候補予定者は無く、前回同様、無所属の現職と新人の一騎打ちの様相を示している。
(9月28日起稿)
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