海老名市の姉妹都市で、東日本大震災で被害を受けた宮城県白石市の白石中学校の生徒が、今月26日に修学旅行の一環で海老名市役所を訪れた。
この日訪れたのは、同校の3年生113人で、震災支援の恩返しをしたいという想いから生徒たちが企画した「海老名プロジェクト〜ありがとう海老名」と題した催しが行われ、海老名市民およそ400人が歓迎した。
当初4月に企画していた修学旅行は震災の影響により延期が決定。今回の旅行が決まると、「白石市を代表して復興支援への感謝の気持ちを伝えたい」と、生徒たちが自ら立ち上がり、自分たちに何ができるかを考え「歌を披露する」ことを企画した。
疲れきっていた被災地の人に対して、海老名からのあたたかい支援が歌のイメージとぴったり合ったという松任谷由実さんの「やさしさに包まれたなら」を選曲。また形に残るものも渡したいと、2週間前に行われた文化祭の来場者から、海老名に向けたハート型のメッセージカードを400枚集め、組み合わせて仕上げた横断幕が贈られた。
修学旅行実行委員長の秋山駿さんは「海老名からの支援の光により、苦しさを忘れて暮らすことができた。復興に向けて全力で頑張ります」と感謝と今後への決意を誓った。
海老名市からは復興を祈願し幼稚園児らが折った千羽鶴と支援金90万円を贈呈。最後に会場に集まった全員で合唱した「翼をください」が市役所全体に響いていた。同校の八巻正弘教頭は「海老名市の方に感謝の想いが届いてほしい」と話していた。
白石市は震災で2千棟以上が家屋が損傷するなどの被害を受けた。
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