海老名市 「介護中マーク」を配布 県内では初の取り組み
海老名市では認知症や高齢者など、介助・介護が必要な人を外出先でサポートする際、周囲に「介護中」であることを伝えるプレートを希望者に配布している。
「外出先でやむなく女性用のトイレに入らなければならない時、周囲に誤解されてしまった。周りに介護中であることを知らせる目印が欲しい」。
妻を介護する男性市民から寄せられた声から作製された「介護中マーク」は黄色地に赤い文字で「介護中」と書かれているプレートが、ネームプレートに収められている。介助・介護者がマークを首から提げることで、介護中であることを周囲に示す。
介護中マークは、今春、静岡県が全国に先駆けて導入。「認知症の人と家族の会」(京都市)と協力し、全国に普及を進めている。市担当課によると今回採用したデザインは市独自のもので、神奈川県内での導入は初だという。
市内の介護者で組織する「海老名市介護者の会四つ葉のクローバー」の市川ひろ子会長は「周りには介護中であることが分からないので家族など介護者は色々と辛い経験をしている。マークができたことで喜んでいます」と話している。
マークは市高齢介護課のほか、市地域包括支援センターで配布されている。同課では「見かけたら介護中であることをご理解いただきたい」と話している。問合せは同課【電話】046(235)4950まで。
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