住宅リフォーム助成事業 経済効果は約1億円に 申請は当初予想を超える200件
海老名市が10月から始めた住宅リフォーム助成事業で、申請の受付が開始された17日から1週間の間に、当初計画の100件を大きく上回る、200件の申請が市都市整備課に寄せられた。
同事業は、地域経済の活性化や市内事業者の育成、住宅環境の向上などを目的としたもので、消費税を除いた10万円以上の工事に対し、12万円を上限に工事費の2分の1を助成する。
個人住宅が対象で、海老名市内に1年以上住民登録があり、市税などの滞納がないこと、申請者が対象住宅に居住していることが条件。さらに市内に本社・本店がある施工業者が工事を請け負うことなどが条件となる。
市では当初およそ1000万円の予算を計上し、100件の申請を見込んでいたが、25日現在で予測を超える200件の申請が寄せられた。工事総額は約1億円に上るという。当初予算の超過分は、専決処分として今月中に確定する方針。担当課は「思いのほか反響が大きかったことに驚いている。不況下だが、事業が刺激になり地元経済が活性化することを期待している」と話している。
現場は一部混乱も
実際に工事を請け負った業者は「受付前から問合せがあったが、申請開始日から1週間は電話が鳴り止まなかったほど。電話対応や見積り依頼が一気に舞い込み混乱しているが、お客様が喜んでいるのでよかったのでは。ただ、1社で10件までの受付なので、せっかく問合せをいただいてもお断りするのが心苦しい」と話す。
申請は、工事内容が確認でき、施工業者の名称や捺印がある見積り書の写しや、現況写真などを添えて専用の用紙に記入の上、窓口に提出する。審査が通ると「助成金交付決定通知書」が市から郵送され、それからリフォーム工事が始められる。
今回の申請受付は11月11日(金)まで。年明け1月には後期分の受付が予定されており、平成24、25年度も申請受付を行う予定。
問合せは市都市整備課【電話】046(235)9606まで。
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>