消防ポンプ車被災地へ 宮城県名取市に寄贈
海老名市はこのほど、東日本大震災で被害を受けた宮城県名取市に消防ポンプ車1台を寄贈した。今月12日には名取市で、内野優海老名市長と佐々木一十郎名取市長らが出席し寄贈式が行われた。
今回の寄贈は、今年6月に海老名で開催されたイベント「地球のステージ震災特別編」がきっかけだった。
名取市を拠点に活動する精神科医・桑山紀彦さんが世界で起きている現実を、自作の歌と自ら撮影した写真や映像で伝えるステージ公演の中で、消防車で避難を訴えていた消防団員が、消防車ごと津波に飲み込まれ、大破した映像を見た内野市長が桑山さんを通じ、9月に名取市の佐々木一十郎市長を訪問。「消防力の補完に役立てば」とポンプ車の寄贈を提案した。
寄贈式で内野市長は「消防車は被災地の皆さんの力になりたいという海老名市民12万8千人の思い。少しでも力になれば」と話し、佐々木市長は「海老名市の皆さんに感謝するとともに、こうしてできた『つながり』を大切にしていきたい」と感謝の言葉を述べた。
寄贈された消防車は、自動車排ガス規制により海老名市で使用できなくなったディーゼル車で、昨年姉妹都市である登別市にも寄贈されている。
海老名でも寄贈式
名取市でのセレモニーに先駆け10日には海老名でもセレモニーが行われた。
この日は震災から立ち上がろうとする被災地の姿を伝える桑山さんのステージも上演。桑山さんは「これからも海老名市のみなさんとつながっていきたい。普通の生活をして元気を被災地へ届けて欲しい」と話していた。
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>