海老名・座間・綾瀬版
公開:2012年1月20日
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特撮映画「ゴジラ」などのセットや怪獣、ミニチュア制作から画面のレイアウトまで、美術監督の枠を超え、故・円谷英二監督を支えた井上泰幸さん(89歳)の人生を綴った本が映画雑誌を発行する「キネマ旬報社」から出版された。
東宝特撮映画の黄金期を支えた井上さんは「ゴジラ」を始め「モスラ」など、これまでに100本以上の作品に携わった。この偉業を広く伝え、これからの映画人・映画ファンの育成と日本映画会の更なる発展に向けて企画された。
特撮監督や特技監督の名声の影に隠れ、美術部門から映画を支え続けた井上さんの生い立ちから、リアリティにこだわり続けた作品の舞台裏にあったストーリーなど、特撮映画の魅力に迫る内容が盛り込まれている。
井上さんは「以前から念願であった自身の本が出せて感謝でいっぱい。これをきっかけに、映画ファンがひとりでも増えてもらえれば嬉しい」と話していた。
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