新たな給食センターとなる「海老名市食の創造館」(仮称)の建設が中新田の市有地で進められている。学校給食の調理時間外には、幼稚園用の給食や高齢者向けの配食サービスの調理にも施設を活用する計画で、災害時には炊き出しの拠点施設となる。運営は9月から開始される予定。
現在、市内の学校給食は学校敷地内にある施設で給食を調理している東柏ヶ谷小学校を除く12校分を、さつき町と上河内の2つのセンターで調理している。
1970年代に建設された両施設は経年劣化による老朽化問題を抱え、市は2005年から給食施設のあり方に関する検討を開始。将来、人口が減少し、学校が統合されることなども視野に入れ、単独調理方式ではなく、センター調理方式を採用。さらに採算面などから2つのセンターを統合することを決めた。
また、この検討の中で給食を調理するのは年間180日程度であることから、施設を有効に活用することを目指し、学校給食の調理に限定されない多機能型の施設運営を目指した。高齢者向けの配食サービスや幼稚園用の給食もまかなう予定で、調理実習室や会議室などを市民にも開放し、市の名産品開発などを行う場としても活用したい考え。
施設は昨秋に着工。総建築費は約22億円で、県企業庁の地域振興施設等整備事業で建設され、市が最長20年で償還する。
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