神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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青空市出店者会の会長を務める 西山(にしやま)岩夫(いわお)さん 今里在住 65歳

公開:2012年5月25日

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真面目に一筋

 ○…「おぅ。いらっしゃい」。玄関を開けると笑顔で迎えてくれた。地産地消を目指し、地域の人と地元生産者をつなぐイベントを企画する「青空市出店者会」の会長。あさって27日には大谷でトマトのもぎ取り会を行う。「生産者がどんな場所で、どのように作ってるかを感じてもらいてぇな。そしたらもっと野菜や果物を好きになってくれると思うんだ」

 ○…本音を話すときは『正直言ってさ』が口癖。実家は農家で、4人兄弟の長男として小学生の時から農作業を手伝い、昔から地元農家とつながりがあった。近所の農業高校を卒業後、家業を継ぎ、40年前に「青空市出店者会」に仲間入りした。野菜や衣類など、業種問わずのさまざまな出店者たちに混じり、夫婦で朝5時から販売会に参加していた。「あの時は2人で本当に良く頑張ったもんだ。正直言って、寝れない日があるほど、忙しい時もあったなぁ」。隣に座る妻と顔を合わせてニッコリ。しかし、大型商業施設の出店により、次第に会場に来る人が減り、2003年に販売会は終了。会をなんとか残そうと新たに企画したのが体験イベント。朝9時に鳴らす花火がはじまりの合図。「一度、花火屋が日にちを間違えて来なかった時は大騒動だったよ。常連さんから『合図がないっ』って怒られちゃってさ」と大笑い。

 ○…「正直言ってさ、おいらはノーとは言えない性格なんだな」。自治会や消防団、神社の役員など、地域の関心ごとには全て取り組んだ。何役もこなしてきた努力は地域の相談役的存在になった。「家に帰ると妻から『また引き受けてきたのね』この一言は流すことはできるんだけどな」

 ○…「開発が進むにつれて地域のコミュニケーションが無くなっている気がする。その機会を作るためにいろいろと誰かが頑張らなきゃいけねぇんだよな」。育ってきた地元の伝統や風習を伝えていく役を果たしていく。
 

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