相模川 アユ漁、きょう解禁 天然ものの遡上状態は「順調」
海老名に初夏の訪れを告げる相模川のアユ漁がきょう6月1日に解禁した。先月26日に相模川漁業協同組合連合会(木藤照雄会長)があゆみ橋付近で行った試し釣りでは、体長7センチから17センチほどのアユが上がった。
試し釣りは解禁に先立ちアユの生育状況などを調べることを目的に毎年、この時期に行われている。
この日は同会の組合員6人が、1本の糸に5つほどの釣り針を付け川底を転がして魚を引っ掛ける「ころがし」と呼ばれる漁法で試釣。釣れ上がったアユは「小ぶりなものが多い」としながらも、「天然ものの遡上状態は順調」だという。
同会によると、5月20日に社家の堰で行われた調査では、例年よりもやや多い591万匹の遡上が確認されている。
解禁に向け同会では5月に入り、中・上流部に350万匹の稚アユを放流。今後、解禁日後の釣果状況を見ながら、6月、7月にも随時、放流を続けていく予定だという。関係者は「このまま気温の高い日が続けば解禁日にはそこそこのサイズに成長するだろう」としている。
放射能調査「検出されず」
この日、釣り上げられたアユは水産庁の委託機関に持ち込まれ、放射能汚染調査が行われた。県は検査結果を30日までに公表し、「相模川では3カ所で調査し全て不検出だった」と発表した。木藤会長は「安心してアユ釣りを楽しんでいただきたい」と話している。
遊漁期間延長も
相模川のアユ漁の期間は6月1日から10月14日までだが、産卵期が年々、遅くなってきていることから漁連では現在、期間を10月31日までとするよう県や水産庁に申請する予定。
同河川で釣りを行う場合には入漁券が必要。券は釣具店などで販売されている。問合せは同漁連【電話】046・210・3033まで。
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