河原口 アライグマが出没 「むやみに触らないで」――警察署
河原口の民家の庭に先月末、アライグマが現れ、警察署員や市職員が捕り物劇を繰り広げた。5日時点で2頭は捕獲には至っておらず、警察などが「感染症の問題や危害を加えられる可能性もある。姿を見かけても、むやみに触らないで通報してほしい」と市民に呼びかけている。
現場は有鹿小学校の目の前の住宅街。先月29日の早朝、家主の男性が庭先で数頭のアライグマが1列になり歩いている姿を目撃し、警察に通報した。
捕獲作業は午前8時から1時間半にわたり展開され、3頭を捕獲。関係者によると親子と考えられ、子を守るため親が攻撃的になっていることも推察されることから、有鹿小では登下校時に教員が通学路に立ち児童の安全を確保した。
今月1日には親と思われる個体が確保され、さらに5日も1頭が捕獲された。目撃情報から、5日時点で子どもと思われる2頭の行方が分かっていない。
子どもの方が危険
市農政課によると「親よりも子の方が感染症の観点から危険。子どもといっても爪や歯は鋭く、危害を加えられる可能性もある」とし、姿を見かけた場合は警察に通報してほしいとしている。情報の提供は同署【電話】046・232・0110まで。
南部域に生息?
市内ではタヌキやハクビシンの目撃例は多く、野菜などが食い荒らされるなどの被害も以前からある。今回、市が捕獲を依頼した業者によるとアライグマは、タヌキやハクビシンに比べ気性が激しいという。
海老名では南部域を中心に生息していると考えられ、昨年は本郷、上郷、大谷北、杉久保北で5頭を捕獲している。
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