F Mカオン 7月からサイマル配信 課題だった「難聴地域」を解消
海老名市中央にスタジオを構えるコミュニティ放送局「FМカオン」(金子純子代表取締役)は7月2日(月)から「インターネットサイマルラジオ」で番組配信を開始する。
災害時の緊急放送にも期待
昨年2月に県内では14番目のコミュニティFM局として放送をスタートした同局は、県央域を視聴エリアに音楽や催事情報、緊急情報や防災・災害情報をはじめ、悪天候時の学校などの登校の有無など、「地域に密着した情報」を提供している。
しかし開局当初から地形や建物の構造などにより電波が微弱となり、放送が届かない「難聴地域」の解消が課題となっていた。
今回、同局が参加する「サイマルラジオ」はインターネット上で番組が配信される。電波状況による難聴状態は解消され、ネット環境さえ整っていれば世界中どこでもクリアな音声で放送を聞くことができる。
災害時に電波状況による情報格差が生じないようにすることを目指し、2005年から運用が開始され、昨年3月の震災以降、注目度が増した。
現在、コミュニティFM局は全国に約280局あり、そのうち100局余りがこのサイマル放送を実施。県内ではすでに8局が参加している。
利用方法はパソコンのブラウザーで「サイマルラジオ」にアクセスし、聴取を希望する局のアイコンをクリックすると、放送中の番組を聞くことができる。またスマートフォンでも専用のアプリをダウンロードすれば、聴取が可能となる。
天野哲也局長は「市外へ外出している際、災害が発生した場合、環境さえ整っていれば県央の情報を入手することも可能となる」と、期待を寄せると同時に、「日本全国はもとより海外でも聴取可能になり、多くの海老名をはじめ、県央出身者が故郷のことを思い出してもらいながら聴いてもらえたら」と話している。
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