交番に氷袋を設置させるなどの妙案を出す海老名警察署長 小平 博さん 中新田在住 58歳
親分気質のアイデアマン
○…「目線を市民に向けなくてはダメ。まず身近な犯罪を無くすことが大事」。熱中症対応のため市内の交番に氷袋を配備し、8月には海老名の良さをPRしようと、自ら作詞した曲をCD化させる。川崎署副署長だった昨年は、振り込め詐欺被害やひったくりを歌で防ごうとCMソングやアニメ主題歌の替え歌を作詞し、署のイベントや商業施設に流すなど市民目線に立った数々の妙案を出すアイデア署長。
○…警察官を目指すきっかけは浅間山荘事件。連日テレビから流れる映像を目にし、心に決めた。高校3年生の時、地元、長野県の松本署で警察官募集に応募し見事合格。交番勤務を経て機動隊に。「成田闘争」を実際に現場で経験するなど警備畑を歴任した。「機動隊は体力勝負だったから、そこで初めて警官が自分に向いていると思った。勉強嫌いだったから」と照れ隠しの大笑い。
○…油絵、俳句、釣りと多趣味。「油絵は塗りたくるだけ、削れば何度も描けるでしょ」と、ここでも照れ隠しに謙遜。「感性が刺激を受けるから」と気が向いたときにキャンバスに向かう。「何事も立ち止まったらそこまで。絵を描いているときはパワーがみなぎる。でも最大なのは酒かな。『愚痴らず、怒らず、からまず』がポリシー。楽しく粋に飲まないとね」。各階級で指揮官を歴任した経験から部下を大事にすることを怠らない。「家族や家庭がすべての基盤。家族が守れなければ市民を守れませんからね」。署長室にはフグの絵が飾られている。「福が来るようにね」
○…犯罪・事故がない安心、すぐに検挙される安心、信頼できる署員がいるという安心の3つの安心感の実現を目指す。「署長職は雪だるま。歴代署長が築き上げた土台を前に押さないと大きくならないから。今の課題は犯罪数の多さ。県下で15番目に悪い犯罪数の減少にこだわっていきます」と自信をのぞかせた。
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